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網膜は目の一番奥に広がっている眼球の内側を覆う半透明の神経の膜のことです。目に映し出された画像を視神経から脳に伝達する役割を担っています。
硝子体網膜疾患とは、網膜に異常が発生して起こる病気です。網膜は角膜や水晶体を通った光が像を結ぶ場所なので、網膜に異常があると視力が低下したり、視野が欠けたりするなどの症状があらわれます。
網膜剥離や糖尿病網膜症などの網膜の病気は、国内の失明原因の上位を占めており、進行が進むことで重篤化しやすいため、眼底検査による早期発見が重要です。眼底検査では、目の奥にある網膜や視神経、血管の状態を調べることができます。当院では最新機器導入による検査や、硝子体注射などの治療を行っております。
大学病院や眼科専門病院での勤務経験から、白内障治療をはじめとした様々な症例に対して、豊富な治療経験や知見を持っています。本院「きたあやせよつば眼科」と3つの分院のうち一つ、自由が丘よつば眼科の院長として2025年に就任。
網膜は眼球の裏側、眼底に位置する薄い膜で、光を感知する重要な役割があります。網膜の中心部には黄斑部と呼ばれる視力や色に対して高い感度を持つ視細胞があり、特に大切な部分です。黄斑部に損傷が生じると、色や形をぼんやりと認識できるものの、細かい部分の認識が難しくなり、文字を読むことができなくなるなど、日常生活に支障をきたすことがあります。
目はカメラのような構造を持ち、さまざまな物体の色や形を光の情報として取り込みます。虹彩はカメラの絞りに相当し、水晶体はレンズ、網膜(黄斑部)はフィルムと目はカメラのしくみに例えられます。実際に物を見る際には、瞳孔から入った光が虹彩によって調整され、水晶体で屈折し、透明なゲル状の硝子体を通過して、網膜の黄斑部に焦点を結びます。その後、光は視神経を介して信号として脳に伝達され、像として認識されるのです。
網膜の病気(網膜硝子体疾患)とは、網膜に異常や症状が起きることで発症する疾患です。網膜は、角膜や水晶体を通過した光が像を形成する場所であるため、網膜に問題があると視力の低下や視野の欠損といった症状があらわれます。 主な網膜疾患には、網膜剥離(裂孔、黄斑円孔、黄斑上膜)、加齢黄斑変性症、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症などがあります。
POINT
現在、中高年の失明原因の1位は緑内障で、以降は糖尿病網膜症、網膜色素変性症、加齢黄班変性がそれに続き、実際に国内失明原因の上位を占めるのが網膜の病気です。突然、急激に視力が低下したら、すぐに眼科を受診し、早期発見・早期治療で進行を遅らせ、失明を防ぐことが大切です。
網膜の病気を早期に発見するためには、定期的な眼底検査が効果的です。眼底検査は、眼科における眼科の検査のなかでも特に重要な検査です。眼底には、目や全身の病気を早期に発見するための貴重な情報が含まれています。眼底検査では、特に血管、網膜、視神経に焦点を当て、眼底の異常の有無を確認し、目の病気を早期に発見することができます。
また、定期的に検査を受けることで、病気の進行状況を把握することも可能です。当院では最新の検査機器を導入し、早期発見に取り組んでいます。
眼底検査とは、眼球の奥にある眼底(網膜や視神経、血管など)の状態を調べる検査です。目の病気だけでなく、眼病変を起こす全身疾患の早期発見に役立ちます。
蛍光眼底造影検査は、腕の静脈に蛍光色素を注入し、眼底の血管を撮影する検査です。この検査により、眼底の血管の状態や血液の流れ、さらには病変の有無を調べることができます。
網膜断層検査(OCT検査)は、近赤外光を利用して網膜の断面画像を取得する検査です。この検査は、加齢黄斑変性、黄斑円孔や網膜浮腫などの網膜の病気の診断、さらには治療効果の評価に役立ちます。
網膜の病気による自覚症状の1つとして、黒い虫のような物体や糸くずのような浮遊物が動いて見える「飛蚊症」という症状が現れます。
飛蚊症は、多くの方が経験される可能性のある症状であり、そのほとんどが先天性や加齢性変化に伴う硝子体の濁りによる生理的現象が原因となっている場合がほとんどです。
注意!
生理的現象(良性)が原因となる飛蚊症の場合は経過観察となるので心配ありませんが、中には網膜の病気の前兆として飛蚊症の症状が起こることがあります。
網膜の病気による飛蚊症の場合、疾患によっては重篤化する可能性があるため、早期の治療が必要です。飛蚊症の症状がある場合、一度眼底検査を行って原因を確認しましょう。
網膜剥離は、網膜が眼球の内壁から剥がれ、視力や視野に影響を及ぼす病気です。この病気の主な原因は、加齢、外的衝撃、糖尿病網膜症などが引き起こす網膜裂孔(網膜の亀裂・穴)です。網膜の亀裂・穴を放置すると網膜が剥がれてしまいます。
網膜が剥がれても痛みは感じませんが、治療を行わずに放置すると視力が徐々に低下し、最終的には失明に至る場合があります。
網膜剥離は「裂孔原生網膜剥離」と「非裂孔原生網膜剥離」の2つの種類があります。裂孔原生網膜剥離は網膜に穴が開くもので、非裂孔原生網膜剥離は網膜が硝子体などの組織に引っ張られて剥がれるものです。網膜剥離の患者の約80%は裂孔原生網膜剥離に該当し、一般的に網膜剥離という場合は、裂孔原生網膜剥離を指します。
網膜剥離の治療法や経過は原因によって異なります。
網膜剥離の症状には、以下のようなものがあります。
網膜剥離の症状は、網膜裂孔の位置や大きさ、数、剥離の進行度、出血の有無などによって異なります。また、初期段階や小規模な剥離の場合、症状があらわれないこともあります。 網膜剥離は放置すると失明のリスクがある病気です。自然に治ることは難しく、手術による治療が必要です。早期に治療を行うことで、深刻な視力障害を防ぐ可能性が高まります。
網膜剥離の治療方法は、剥離の進行状況や患者の年齢、裂孔の大きさや数によって異なります。初期段階では、レーザーによる治療「網膜光凝固術」を用いて進行を抑えることが可能です。しかし、進行が進んでいる場合には、以下の手術が必要となります。
・強膜バックリング手術(網膜復位術)
眼球の外側から網膜の裂け目を閉じる方法です。網膜剥離の治療法の一つで、眼球を内側に凹ませることで網膜を元の位置に戻します。
・網膜硝子体手術
網膜硝子体手術は、網膜剥離を治療するために行われ、眼球内の硝子体と呼ばれる組織を切除します。
糖尿病網膜症は、糖尿病によって引き起こされる網膜の障害で、視力の低下を引き起こす病気です。これは糖尿病の主要な合併症の1つであり、成人の失明の主要な原因となっています。糖尿病特有の細い血管が影響を受けることが特徴です。
糖尿病により血液中の糖分が増加し、血液が固まりやすくなるため、網膜の毛細血管が詰まり、血管壁に負担がかかります。その結果、眼底出血が発生します。血液の流れが悪化すると、網膜に酸素や栄養素が不足し、これが糖尿病網膜症の原因となります。
高血糖が長期間続くと、網膜の毛細血管が損傷を受け(糖尿病性細小血管症)、進行すると失明のリスクが高まります。糖尿病網膜症の症状は、病気の進行に伴って変化します。
糖尿病網膜症の進行度合いによって以下の3段階に分けられます。初期には自覚症状がほとんど見られませんが、進行すると以下のようにそれぞれ異なる症状があらわれます。
単純糖尿病網膜症(初期)
この段階ではほとんど自覚症状がなく、視力に影響を及ぼさないことが多いです。高血糖の影響で網膜の毛細血管の血流が悪化し、小さな点状出血や白斑が見られることがあります。
増殖前糖尿病網膜症(中期)
点状出血や白斑が増加し、網膜の毛細血管の血流がさらに滞り、酸素供給が不足し始めます。この段階は危険ですが、視力に影響が出ないことも少なくありません。
増殖糖尿病網膜症(末期)
毛細血管が閉塞し、酸素不足を補うために網膜から新生血管が形成されます。しかし、新生血管は非常に脆弱で、破れて出血を引き起こすことがあります。出血が眼球の中央にある硝子体に広がると、視力の低下や、虫が飛んでいるように見える飛蚊症などの症状があらわれます。
糖尿病網膜症の治療方法には、網膜症光凝固(レーザー治療)、硝子体手術、硝子体内注射、などがあります。網膜症光凝固(レーザー治療)では、網膜の酸素不足を改善し、新生血管の形成を防ぐほか、既に存在する新生血管を減少させる効果があります。
硝子体手術は、網膜剥離や硝子体出血が発生した際に、眼球に3つの小さな穴を開けて細い手術器具を挿入し、目の中の出血や異常な組織を除去したり、剥離した網膜を元の位置に戻したりします。
硝子体注射(硝子体内注入)とは、目の中の硝子体に薬剤を直接注入する治療法です。特に視力の改善が期待され、新生血管の出現を抑える効果もあると言われています。効果は一時的であるため、定期的に繰り返す必要があります。
黄斑前膜(黄斑上膜)は、黄斑上膜とも呼ばれ、網膜の中心である黄斑の前に張る線維状のうすい膜ができる病気です。形や色を見分ける「視細胞」が特に密集している黄斑部(おうはんぶ)に膜ができる病気です。原因は加齢によるものです。
網膜の中心に位置する黄斑部の前に膜が形成されます。加齢とともに眼内の硝子体が網膜から剥がれ、網膜の表面に残った硝子体が膜を作ります。黄斑部は感度が高いため、わずかな異常でも視力の低下を引き起こすことがあります。
この前膜が収縮すると、網膜にしわができ、網膜の細胞に障害が生じます。通常、網膜の中心である黄斑部に影響が出るため、物が歪んで見えたり、グレーがかった視界になることがあります。初期段階では症状があらわれないことが多いですが、放置すると視力が著しく低下したり、黄斑円孔が発生することがあります。
黄斑前膜の主な症状には、以下のようなものがあります。
黄斑前膜の治療は硝子体手術が一般的です。薬物療法や眼鏡による矯正では治すことができません。硝子体手術では、眼球内を満たす透明なゲル状の液体である硝子体を吸引切除し、黄斑前膜を取り除きます。視力も良好で、自覚症状も少なく、日常生活や仕事に支障のない場合は、手術を行わず経過観察となる場合もあります。
黄斑円孔(おうはんえんこう)は、網膜の黄斑部に直径0.1〜0.5㎜程度の小さな孔が形成される病気で、視力の低下を引き起こします。黄斑は視力にとって非常に重要な部分であるため、ここに穴が開くことで視力が悪化します。主な原因は、加齢に伴う硝子体の剥離です。目の中にあるゼリー状の硝子体は、年齢とともに水分が増して縮小し、網膜から剥がれます。この際、硝子体と黄斑の癒着が強いと、黄斑が引っ張られることで孔が生じることがあります。
黄斑円孔の症状には、以下のようなものがあります。
黄斑部は視力や色覚にとって重要な細胞であり、円孔が発生するとすぐにこれらの症状があらわれます。ただし、他の黄斑部の疾患でも同様の症状が見られることがあるため、正確な診断には眼科での検査が必要です。
黄斑円孔は自然治癒することはなく、進行性の病気なので、早期の治療が必要です。空いた孔を塞ぐ手段としては、硝子体手術のみとなります。長期放置すると閉鎖が困難になり、視力改善もできなくなってしまうので、診断されたら早めに手術を受ける方がよいでしょう。
手術は黄斑を引っぱっている硝子体を切除し、その後に眼球内にガスを注入して終了します。注入されたガスが黄斑部を押さえつけることによって術後数日以内に円孔が完全にふさがれます。
加齢黄斑変性は、加齢に伴い眼の網膜の中心部に出血やむくみが生じ、視力が低下する病気です。発症メカニズムは、老化により黄斑部の網膜が老廃物を処理する能力が衰え、老廃物が蓄積されることで、網膜の細胞や組織に異常が生じると考えられています。
高齢者に多く発症することから、黄斑と網膜の下部にある網膜色素上皮細胞の加齢による老化現象が主な原因と考えられています。また、加齢黄斑変性の進行の要因としてあげられるものには紫外線の影響や喫煙、遺伝的要因、さらには生活習慣などです。
加齢黄斑変性には、加齢に伴い黄斑部の網膜が徐々に萎縮して視機能が低下する「萎縮(いしゅく)型黄斑変性症」と網膜の後ろにある脈絡膜から異常な血管が成長し、血液や液体が漏れ出ることで視力が低下する「滲出(しんしゅつ)型黄斑変性症」の2種類があり、日本では滲出型が多く見られます。
網目状のアムスラーチャートを目から30cm程離して、片方の目を覆って隠し中央の黒い点を見つめます。老眼の方は眼鏡などで矯正してチェックを行います。
縦横の線がゆがんで見えたり、見えないマス目がある、線がぼやける、中心が薄暗いなど見え方に異常がある場合は、加齢黄斑変性などの可能性があります。加齢黄斑変性に特徴的な症状として、視野の中心のゆがみやぼやけ、欠けなどがあります。ピアノの鍵盤やパソコン画面の外枠がゆがんで見えるようになったなどで気づくこともありますが、初期のうちは症状に気づきにくいこともあります。
加齢黄斑変性の初期症状には、次のようなものがあります。
症状が進行すると、歪みはより顕著になり、視力が低下したり、中央部が見えなくなる「中心暗点」が生じたりします。
治療には、以下のような方法があります。
薬物療法では、眼の中に薬剤を注射して、新生血管の成長や、血液成分の漏れや炎症からくるむくみ(浮腫)を抑える治療法です。 完治する病気ではないので、視力を維持するために病態に合わせて治療を継続する必要があります。
光に反応する薬剤を静脈点滴した後、弱いレーザーを照射して新生血管の閉塞を試みる治療法です。薬剤注射による治療と併用されることがあります。
新生血管に対してレーザーを照射し、凝固させる治療法です。この方法は、新生血管の形成を抑制したり、既に存在する血管を縮小させることができます。脈絡膜新生血管が黄斑の中心から離れた位置にある場合、強力なレーザー光を用いて病変を凝固させ、破壊することがあります。しかし、病変が黄斑の中心に近い場合、レーザー凝固を行うと黄斑にも影響を及ぼし、著しい視力低下を引き起こす可能性があるため、通常はレーザー凝固は行われません。
網膜静脈閉塞症は、網膜内の太い静脈が詰まることで血流が滞り、発症する病気です。血液の流れが不十分になると、網膜の機能が正常に働かなくなり、視界がぼやけたり視力が低下するなどの症状があらわれます。特に60歳以上の高齢者に多く見られ、主な原因は、高血圧や糖尿病などの生活習慣病による動脈硬化です。また、加齢や血液の粘り気、ぶどう膜炎などが原因で発症することもあります。
静脈閉塞症の種類には、網膜中心静脈閉塞症(CRVO)と網膜静脈分枝閉塞症(BRVO)の2つのタイプがあります。
軽度の出血では自覚症状がないこともありますが、一般的には以下のような症状が見られます。
網膜静脈閉塞症は、閉塞の位置や程度によって症状が異なります。また、網膜の中心部(黄斑部)に出血や浮腫があると、視力は極端に低下します。
網膜静脈分枝閉塞症(BRVO)の治療は、視力低下の有無によって異なります。
現時点で視力低下がない場合も新生血管の発生により、出血を起こし、重篤な視力低下を招く恐れがあります。定期的に検査を受けるとともに、少しでも異変が見受けられた場合には、レーザー光凝固術のほか、内服薬の服用などの治療が必要となります。
視力低下がある場合には、抗血管新生薬やステロイド薬を眼内に注射する薬物療法のほか、レーザー光凝固術、硝子体手術などを行います。
網膜中心静脈閉塞症(CRVO)は、切迫型と虚血型に分けられます。虚血型の場合、血管の詰まりが重度なので、速やかに「レーザー光凝固術」を行います。そのほか、網膜静脈分枝閉塞症(BRVO)と同様の治療を行い、症状の改善をはかります。
循環改善剤や、血をサラサラにする薬を内服して、血流の改善を図ります。また、静脈閉塞が起きた直後の急性期には、閉塞した血管に血流を再開させるための処置として、血栓を溶解する薬や、網膜の循環を改善させる薬が用いられます。完全に閉塞した静脈が再疎通することは難しいですが、閉塞がまだ不完全な場合には効果が期待できます。
眼底出血や網膜浮腫をできるだけ早く消失させるため、レーザー光凝固術をする場合もあります。浮腫が起きている部分をレーザー光で凝固すると、網膜内に溜まった血液成分が吸収されて、浮腫が改善します。
硝子体手術が有効な場合があります。硝子体手術では、眼内の硝子体と呼ばれる組織を取り除き、出血や混濁を取り除きます。
抗VEGF薬を眼球内に注射する硝子体注射が用いられます。網膜や黄斑の浮腫を改善し、視力の改善が期待できます。
網膜色素変性症は、遺伝性かつ進行性の疾患で、網膜の変性により視覚機能が低下します。主な原因は遺伝子の変異で、視細胞が変性し、光の刺激を受け取りにくくなります。網膜には錐体細胞と桿体細胞の2種類の視細胞があり、網膜色素変性症ではまず桿体細胞が変性し、その後に錐体細胞が変性することで視覚が損なわれるのです。
夜や暗いところでものが見えにくい夜盲(鳥目)、視野が狭くなる視野狭窄、 視力低下などの症状がみられます。
網膜色素変性症の根本的な治療法は今のところありませんが、症状の進行を遅らせる対症療法(病気の根本的治療ではなく症状を除いたり緩和したりする対応としての治療)や見え方の矯正として、以下のような治療が行われることがあります。
ビタミン剤(ビタミンAなど)はアメリカでの研究で網膜色素変性症の進行を遅らせる働きがあることが報告されています。 暗順応改善剤は、網膜色素変性症における一時的な視野や暗順応(明るい環境から急に暗くなった時に目が暗さに慣れること)を改善します。 循環改善薬は、網膜(光を感じる目の中の組織)における血流の循環を改善します。
残っている視機能を十分に使って生活の質を上げる取り組みとして、ロービジョンケアという方法がとられます。遮光眼鏡は、暗順応(明るい環境から急に暗くなった時に目が暗さに慣れること)を改善したり、コントラストを鮮明にしたり、眩しさを軽減させたりすることに効果があります。また、字を見やすくするルーペや拡大読書器を使用する方法がとられます。
網膜の病気には、網膜剥離、糖尿病網膜症、黄斑上膜、黄斑円孔などがあり、症状は様々です。糖尿病網膜症のようにある程度病気が進行すると症状が出てきますが、初期には自覚症状が出にくい病気もあります。網膜の病気で網膜に障害が起きると、視力や視野に異常をきたし、放置すると失明に至る場合もあります。網膜硝子体の病気は進行が進むことで重篤化しやすいため、眼底検査による早期発見が大切です。
網膜の病気は早期発見と適切な治療が大切です。当院では、黄斑部・視神経乳頭を断面図として映し出す事ができる3D-OCT(光干渉断層計)など最新の検査機器を用いて早期発見に取り組んでいます。
当院では、レーザー光凝固術を行う医療機器を導入しております。この治療方法は比較的短時間で行え、痛みがほとんどないため、当院の外来で受けていただけます。
硝子体注射とは、抗VEGF薬と呼ばれる薬液を注射を使って眼の中に直接注入する治療方法です。 VEGF(血管内皮増殖因子)は、眼の中に異常が起こった際に血管を安定させようとしてあらわれる物質のことです。 抗VEGF薬は、その名の通り「VEGF(血管内皮増殖因子)」を抑える薬です。
加齢黄斑変性や糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症などの治療に用いられます。
当院では、網膜の病気について患者さまの目の状態に合わせ、適切な治療法をご提案いたします。手術が必要な場合は本院へご案内いたします。
本院での適応検査のご案内およびアフターフォローや術後検査は当院内で可能です。
硝子体は眼の大部分を占める透明なゼリー状の物質で、網膜に光を届ける役割があります。硝子体手術は、炎症や出血によって視力に影響が出る場合に行われます。高い精度が要求される手術の1つです。 最近の医療技術の進歩により、手術を受ける方の眼やお体への負担が少なくて済み、より安全・安心な手術をご提供できるようになりました。 きたあやせよつば眼科(本院)でも最新の機器を用いて、経験豊富な医師による手術を提供しています。
網膜硝子体手術について詳しくはこちら
目の中でフィルムの役割を果たしている網膜は、モノを見る行為において非常に重要な組織の1つです。 網膜に何かしらの異常が発生する網膜硝子体疾患は、国内の失明原因の中で上位を占めているものが多く、進行が進むと重篤化しやすいため、眼底検査による早期発見が重要です。 当院では、最新の検査機器を用いて網膜硝子体疾患の早期発見に努めるとともに、レーザー光凝固術などの進行抑制治療を行なっております。 病気が進行し、眼科手術の中で最も高い精度が要求される網膜硝子体手術が必要と医師が判断した場合、本院「きたあやせよつば眼科」での手術をご案内いたします。
自由が丘よつば眼科医院では、WEB予約またはお電話予約を承っております。 予約していただくことによって、診療までの待ち時間が少なくなります。※ご予約なしの場合でも診察は可能です。ただし、ご予約の方が優先となりますので、予めご了承ください。
※視野検査・眼鏡処方・コンタクトレンズ・オルソケラトロジーのご予約はWeb予約では承ってません。直接当院へお問い合わせください。