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オルソケラトロジー

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オルソケラトロジーを装用する女性

オルソケラトロジーは、寝ている間に特殊な高酸素透過性ハードコンタクトレンズを装用し、角膜の形を整えることで日中の裸眼視力を改善する視力矯正法です。

レーシックなどの手術とは異なり、角膜を削ったり切ったりすることがないため、治療を中止すれば元の状態に戻ります。そのため、安心して試せる視力矯正法として注目されています。
特に視力が不安定で近視が進行しやすいお子さまは早期から治療をはじめることで近視進行抑制として効果が期待できます。

当院院長はオルソケラトロジー認定医として、患者さまの目の状態に合わせて最適な治療方法や治療計画をご提案しておりますので、お子さまの近視や将来の視力について気になる方はぜひお気軽にご相談ください。

自由が丘よつば眼科医院
院長 木村 友哉

大学病院や眼科専門病院での勤務経験から、白内障治療をはじめとした様々な症例に対して、豊富な治療経験や知見を持っています。
本院「きたあやせよつば眼科」と3つの分院のうち一つ、自由が丘よつば眼科の院長として2025年に就任。

目次

オルソケラトロジーの仕組み

オルソケラトロジーは、就寝中のみ装用する特殊なハードコンタクトレンズで視力を矯正する方法です。このレンズは角膜に適度な圧力をかけて一時的にその形状を変化させ、光の屈折状態を修正することで近視などの屈折異常を改善します。
朝起きてレンズを外した後も、この角膜形状の変化は一定時間持続するため、日中はレンズなしで良好な視力を維持できます。

POINT

治療開始直後の1〜2週間は、角膜の形状変化が安定しないため、日中の視力が変動しやすいため注意が必要です。
ただし、継続して使用していくと徐々に効果が安定し、3ヶ月程度の継続使用で視力効果が安定してきます。
視力が安定する期間には、個人差がありますので、医師の定期的な検査と指導のもとで治療を進めるようにしてください。

オルソケラトロジーはこんな方におすすめ!

スポーツ(テニス)

オルソケラトロジーは、日中はレンズなしで快適な視力を得られるため、スポーツや仕事など、コンタクトレンズやメガネの装用にストレスを感じる方に特におすすめの治療法です。

  • 日中のメガネやコンタクトが煩わしい方
  • 裸眼でスポーツを楽しみたい方
  • レーシックに抵抗がある方
  • お子さまの近視進行を抑えたい方

日中のメガネやコンタクトが煩わしい方

ドライアイやアレルギーがあり通常のコンタクトレンズに不快感を感じる方も、オルソケラトロジーなら就寝中だけの装用で済むためおすすめです。
また、長時間のデスクワークやデジタル機器使用による目の疲れを軽減できる可能性もあります。

裸眼でスポーツを楽しみたい方

オルソケラトロジーは、日中に装用する必要がないため、水泳、格闘技、球技など、メガネが邪魔になったりコンタクトレンズが外れる心配があるスポーツを楽しむ方におすすめです。
特に汗をかく環境や水に入る競技では大きなメリットを感じられるはずです。

レーシックに抵抗がある方

レーシックは、角膜を削って屈折力を矯正することで裸眼視力を回復させます。

対して、オルソケラトロジーはレーシックなどの外科的手術とは異なり、角膜を削ったり切開したりする必要はありません。
レンズの使用をやめれば元の状態に戻るという可逆性があり、比較的リスクが低く、安全性の高い治療方法として注目されています。

お子さまの近視進行を抑えたい方

近視は低年齢で発症すると進行しやすく、将来の強度近視リスクが高まります。
オルソケラトロジーは眼軸の伸びを抑える効果があるため、成長期のお子さまへの早期導入が推奨されています。

オルソケラトロジーのメリット

オルソケラトロジーは従来の視力矯正法とは異なる多くのメリットを持つ革新的な治療法です。特殊設計されたレンズを就寝時のみ装用するという簡便さと、その効果の高さから多くの方に選ばれています。以下に主な4つのメリットをご紹介します。

日中は裸眼で過ごせる(装用は就寝中だけ)

オルソケラトロジーの最大の特徴は、就寝中にレンズを装用するだけで視力が改善することです。
睡眠中にレンズの精密な形状が角膜に適度な圧力をかけ、徐々に角膜形状を修正します。
6〜8時間の装用で十分な効果が得られ、朝起きてレンズを外した後も効果が持続するため、日中の活動中はレンズなしで過ごせます。
多くの場合、初回装用後から効果を実感でき、継続使用により効果が安定していきます。
就寝中という意識の低い時間帯にレンズを装用するため、レンズの違和感もそれほど気にならないのが大きなメリットです。

手術が不要で元に戻すことができる

レーシックなど角膜を削るといったような外科的手術と異なり、オルソケラトロジーは可逆的な治療法です。
レンズの装用を中止すれば、数日から数週間で角膜は元の形状に戻ります。この特性により、「治療を試してみたいけれど、もし合わなかったら」という不安を持つ方でも安心して始められるのです。
また、将来的に他の視力矯正法を検討する可能性を残したまま治療を受けられるのも大きな利点です。治療効果に満足できない場合や、生活スタイルの変化に応じていつでも治療方針を変更することができます。

日常生活に支障をきたさない

日中はメガネもコンタクトレンズも必要ないため、様々な日常の活動を快適に楽しめます。
砂埃の多い環境や乾燥した場所では、コンタクトレンズではドライアイの症状が強く出てしまうでしょう。
しかし、オルソケラトロジーの場合、日中は裸眼で過ごせるため、そのような環境下でも目の不快感を感じにくくなるのです。
また、化粧やファッションの制約がなくなり、おしゃれをストレスなく楽しむことができます。
コンタクトレンズの装用時と比べると、職場や学校での長時間のデスクワークやデジタル機器の使用による目の疲れも軽減される傾向があります。
さらに、コンタクトレンズの日々のケアや持ち運びの手間が省けるため、旅行や出張などでも便利です。コンタクトレンズを外出先でなくしてしまうというようなことも少なくなるでしょう。

小児の近視進行抑制に有効

成長期のお子さんは近視が急速に進行しやすい時期です。オルソケラトロジーは単に視力を一時的に改善するだけでなく、近視の進行そのものを抑制する効果が期待できます。
角膜の形状を適切に整えることで眼軸長の伸びを抑え、将来的に強度の近視を起こすリスクを軽減することが期待できます。
特に、近視の家族歴がある場合や、すでに近視が進行傾向にあるお子さんには早期からの装用が効果的です。

安全性が高く、お子さんでも扱いやすいため、保護者の方にも安心してお選びいただける治療法です。

オルソケラトロジーのデメリット・注意点

オルソケラトロジーの診察をする院長木村医師

オルソケラトロジーは多くのメリットがある一方で、すべての方に最適というわけではありません。治療を検討される際には、そのデメリットや注意点も理解した上で判断することが大切です。ここでは、オルソケラトロジー治療を受ける前に知っておくべき重要な情報をご紹介します。正しい知識を持つことで、より安全に効果的に治療を進めることができます。

強度の近視や乱視には不向きな場合も

オルソケラトロジーは主に軽度から中等度の近視(およそ-1.00〜-5.00D程度)に効果的です。強度の近視や乱視、遠視、老眼などには適応が難しい場合があります。

また、角膜の形状や厚みによってはオルソケラトロジーを適用できない方もいます。事前の精密な検査で適用できるかどうかを確認してもらいましょう。

視力安定まで時間がかかることも

オルソケラトロジーの視力矯正効果よって、視力が安定するためには継続的なレンズ装用が必要です。
一時的な効果は24〜48時間持続するといわれていますが、レンズを装用しない日が続くとやがて元の視力に戻ってしまいます。

安定した視力矯正効果を維持するためには毎日の装用が基本となります。

夜間に光のにじみ(ハロー・グレア)を感じることあり

オルソケラトロジーを受けている方の中には、特に夜間や暗い場所で光源の周りに輪(ハロー)が見えたり、通常以上のまぶしさ(グレア)を感じたりすることがあります。これは角膜の形状が変化する過程で光の屈折が一時的に不規則になることが原因です。

具体的には以下のような状況で発生しやすくなります

  • 治療開始直後の1〜2週間
  • 夜間の自動車運転中(対向車のヘッドライトなど)
  • 暗い場所でのスマートフォン使用時
  • 瞳孔が開きやすい暗所での活動

多くの場合、この症状は治療に慣れるにつれて徐々に軽減しますが、個人差があり、光の散乱が気になる方は医師に相談することをお勧めします。夜間運転が多い方は、特に治療開始初期の夜間運転に注意が必要です。

角膜炎などの合併症リスクあり

オルソケラトロジーは非常に安全性の高い治療法ですが、どんな医療行為にもリスクはゼロではありません。以下のような合併症の可能性があることを理解しておくことが重要です。

  • 角膜感染症・・・
    適切なレンズケアを怠ると、細菌やアカントアメーバなどによる感染症を引き起こす可能性があります。
  • 角膜びらん・・・
    レンズの取り扱いが不適切な場合や、角膜に異常がある場合に、角膜表面に小さな傷がつくことがあります。
  • 角膜浮腫・・・
    まれに角膜に水分がたまり、一時的に角膜が腫れることがあります。
  • アレルギー反応・・・
    レンズケア用品に対するアレルギー反応が起きる場合があります。

注意点について

オルソケラトロジーを受ける上で、以下のような注意すべき点があります

適切なレンズケアが不可欠

オルソケラトロジーに使用するレンズは直接角膜に接触するため、適切な洗浄・消毒が非常に重要です。毎日の丁寧なレンズケアと専用の洗浄液の使用、定期的なレンズ交換を徹底してください。

定期的な検査が必要

角膜の形状変化や目の健康状態を確認するため、定期的な眼科検査が欠かせません。特に治療開始初期は頻繁な検査が必要となり、その後も3〜6ヶ月ごとの定期検査を受けていただきます。

感染症リスクへの注意

就寝中のレンズ装用は日中装用に比べて眼感染症のリスクがやや高まります。特にアカントアメーバ角膜炎など重篤な感染症のリスクがあるため、水道水の利用は避け、手指の清潔保持や適切なレンズケアを行なってください。

全ての方に同じ効果が得られるわけではない

個人の角膜の状態や涙液の質、近視の程度などにより、治療効果には個人差があります。まれに期待通りの効果が得られない場合もあることを理解しておくことが大切です。

当院での治療のご案内

  • オルソケラトロジー治療は初回は必ず検査が必要です。
    まず詳細な眼科検査を行い、角膜形状や近視の程度を測定して治療適応かどうかを判断しますします。
  • 適応と判断された場合、個々の目の状態に合わせてオーダーメイドのレンズを作製します。レンズが完成したら装着方法や取り外し方、ケア方法の指導を受けていただきます。
  • 治療開始後は1週間目、1ヶ月目に経過観察を行い、その後は3〜6ヶ月ごとの定期検査です。
  • 装用頻度は個人差があります。(毎日〜2〜3日に1回)
  • 多くの方は使用開始から数日〜1週間程度で効果を実感し始め、約1ヶ月で安定します
  • レンズ寿命は2〜3年が目安です。定期検査で確認・交換します。

オルソケラトロジーの費用

両眼(自由診療):165,000円(税込) ※初年度

トライアル期間がありますので、 詳細はご相談ください。

Q&A

A通常のハードレンズと同様です。丁寧にご指導しますのでご安心ください。
A夜間専用設計でズレにくく、まばたきの摩擦もないため目に優しい構造です。
A初期に軽い異物感がありますが、数日で慣れる方がほとんどです。
A専用ケア用品の使用を推奨しています。医師の指示に従ってください。
A早い方で数時間の装用でも効果が現れます。継続装用で1日中安定します。

まとめ

オルソケラトロジーは寝ている間に装用しているだけで、視力の矯正と近視進行抑制の効果を両立できます。
日中は裸眼で過ごすことができ、外科的手術も必要ないため、お子さまから成人まで幅広い年齢層におすすめです。
当院では、オルソケラトロジー認定医の資格を持つ院長が丁寧なカウンセリングのもと、患者さまの目の状態に合わせて最適な治療の計画をご提案させていただきます。
お子さまの視力の将来が気になる方、日中の裸眼生活をご希望の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

お気軽にお問い合わせください。

自由が丘よつば眼科医院では、WEB予約またはお電話予約を承っております。 予約していただくことによって、診療までの待ち時間が少なくなります。

※ご予約できない場合でも診察は可能です。ただし、予約の方優先になります。
視野検査・眼鏡処方・コンタクトレンズのご予約はWeb予約では承ってません。直接当院へお問い合わせください。

この記事の執筆者
自由が丘よつば眼科医院
院長 木村 友哉

大学病院や眼科専門病院での勤務経験から、白内障治療をはじめとした様々な症例に対して、豊富な治療経験や知見を持っています。
本院「きたあやせよつば眼科」と3つの分院のうち一つ、自由が丘よつば眼科の院長として2025年に就任。

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